研究してますか

研究しているときは更新されます。研究してないときは更新されません

カメラのレンズを紹介するぜ(ズームレンズ編)

ズームレンズについてもある程度勉強したので改めて紹介します。

3本しか持ってないのですが、それ以外のものと比較しながら書こうと思います。


※注意 ズーム構成などを簡単に書いたりしますが、個人的な推測であって公式のものではありませんし、ほぼ確実に間違ってます。あくまで独自研究です。

AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED

8群12枚(非球面3枚)凹先行ズーム。定価10万くらい
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ニコンの便利広角ズームです。

広角レンズというのは困ったもので、数mmの焦点距離の違いが画角の違い、構図のとり方に大きく影響します。


35mmは標準域とも言えて、注視しているものを背景も含めて素直に切り取ることのできる画角。
114
AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED, 35mm, 1/80, F4.5, ISO1250


28mmになるとより広角感が増してきて、24mmともなると完全に広角レンズとして、人間の目では見きれない範囲を写し込むことができます。
027
AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED, 28mm, 10", F8, ISO80


006
AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED, 24mm, 1/640, F9, ISO200


20mmよりも短くなると普通に撮ってもパースの効いた超広角の域ですね。
136
AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED, 20mm, 1/50, F3.5, ISO800


003
AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED, 18mm, 1/250, F8, ISO500



超広角と呼べる10mm台から、広角寄りの標準と呼べる35mmまで、これだけ表情の違う焦点域を、ズームになって少し暗くレンズも重くなるなるとはいえ1本でまかなえる広角ズームは非常に貴重です。

その中で、本レンズのようにリーズナブルな価格と持ち歩きやすさを選ぶか、より暗所でも活躍できるよう開放F値の小さいレンズを選んだり、多少重くなっても解像力のより高いレンズを選ぶか、という選択ができます。



広角ズームは、凹先行の2群ズームを基本として構成されます。

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NIKON AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED(広角端)

青で示した凸群が、広角端では右側に寄ってレトロフォーカスを構成しているのが、望遠端に行くに連れて左に寄ることで広角性を弱めていく形です。
そのため広角域では強いですが、ズーム比はあまり稼げず高倍ズームには向きません。

凹群はパワーの変化に合わせて、フォーカス位置が変わらないようにコンペンセータとして働きます。
一般に、広角端で像面から一番遠く(レンズの全長は長く)、中域で最も右に寄り、望遠端で少し左に戻ります。


同じニコンでフィルター径をΦ77で同じまま、広角端を16mmとしてVRがついた16-35/4Gも同等の構成です。
(こちらのほうが上記レンズよりも古いので適切な表現ではないかもしれません)

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NIKON AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
後ろの凸群を、Focus群と合わせて凸凹凸のトリプレット構成にして、より収差補正を効果的に行っています。
もしかしたらズーム時にこれらの群を動かして、収差の悪化を抑えているということもあります。

ただこれは無理にフィルター径を抑えてVRを詰め込んだせいか、前群の凹メニスが減り、全長が長くなっているような気がします。
全長が長くなると、望遠側の周辺部で光束を太く取るのが難しくなり、結像性能の悪化や光量の低下に繋がります。


TAMRONの比較的新しいレンズからも見て取れるように、やはり非球面を含む複数枚の凹メニスカスで画角の大きい光を曲げたほうが安定するのかもしれません。

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TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD(望遠端)
これも後ろの凸群を凸凹凸としているように見えます。

もちろん可動部を増やせばズームに伴う収差補正の自由度は増えますが、一方で鏡筒構造は複雑になり、製造時や動作時の誤差が乗りやすくなるため、その部分の収差感度を下げる必要があり、設計難易度も上がります。

ズームレンズの設計製造技術は現在進行系で向上していて、その歴史も含めて興味深いところではあります。

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TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD

加えて非球面レンズの製造技術の向上とか、レンズの調芯技術とかそもそもガラスの種類が増えたとかもあるので、5年や10年違う時代のズームレンズを、一概に設計がどうとか比較することはできませんね。


VR無しで広角ズームの王様といえば、やはりニコンの14-24/2.8Gでしょう。

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NIKON AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

14mmという、単焦点でもなかなか見ない焦点距離からスタートし、ニコン大三元レンズの広角域を担い、このレンズでないと撮れない写真を生み出してきました。
フィルムからデジタルへの移行期である2007年の発売であるにもかかわらず、高画素化の進んだ10年後である最近のレンズとも比較される息の長い名玉です。


最近は設計・製造技術も向上し、例えばシグマの14-24/2.8のように解像力は上回るレンズは(ようやく?)出てきました。
※ただ、シグマのレンズはいろいろと言いたいことが出てきてしまうのであまり紹介はしません。


AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

16群20枚(非球面4枚)凹先行ズーム。定価30万くらい
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ニコン大三元レンズの標準域を担う、「最強」のレンズの一つです。

ブログの記事にもしましたが、結婚式に呼ばれることが多くなったため、性能のいいレンズを一つ持っておこうという気持ちで購入しました。

magihara.hateblo.jp

すでに結婚式10回以上、15,000枚も写真を撮っているので期待通り大活躍しています。


このレンズの素晴らしいところはやはり、「開放からズーム全域での結像性能の良さ」と「AFの応答の速さ」、あと一応「VR(手ブレ防止)」です。

広角では像面湾曲やディストーションも少なく、単焦点なみによく結像します。
008
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR, 24mm, 1/100 F2.8, ISO500


色乗りがよく、近距離でもボケが汚くないので心置きなく使えます。
015
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR, 28mm, 1/60 F2.8, ISO720


望遠端でもよく解像していますね。
009
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR, 70mm, 1/500 F2.8, ISO1000


このレンズの設計者の思い入れについてはここが(異様に)詳しいです。
dc.watch.impress.co.jp

VR化以外の面では、ズーム全域での像面湾曲の減少と周辺画質向上です。前モデルよりも周辺画質が向上していることが取り上げられがちですが、中間画角でもより高画素にマッチした、よりフラットな像面となっています。

またAFについては、感覚的な話になってしまいますが、

他の一般的なAFズームレンズが「クイッ」と合焦するのに対して、

このレンズは「クッ」と一息に合焦します。


調子の良いときだと、シャッターを半押し、ないしは親指フォーカスボタンを押した「瞬間」にはすでにピントが合っている感覚も味わえます。



さて、構成の話に行きましょう。

このレンズは、上記のデジカメwatchで解説がある通り、最初に広角レンズで紹介したのと同じ、凹先行のズームタイプです。

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NIKON AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(望遠端 or 中域)

おそらく凹+凸の2群ではなく、VRを含む凹群を挟んで凹+凸凹凸の4群で間隔をを絶妙に調整しながらズーミングしているのでしょう。


これはVRが付く前のモデルでも同じです。ただ構成は新型のほうがはるかに豪華になっているのがわかります。

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NIKON AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED(広角端 or 中域)


それに対して、他メーカーの「大口径標準ズーム」、すなわち24-70/2.8は、全て凸先行のズームタイプです。

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SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM(広角端)

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TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2(広角端)

この凸先行ズームの構成は、

  1. 一番前側に位置し、望遠に従って長く伸びる凸群と、
  2. その次の比較的強い凹群、
  3. マスター兼コンペンセータの凸群

に分割できます。3. の凸群は、上記2例のように収差補正のために分割され、凸凸になったり、VRを挟んで凸凹凸となったりします。


広角端では、前側の凸群と凹群が合わさって凹のパワーを持ち、比較的間を開けてマスターの凸群が来ることでレトロフォーカスのような構成になります。

一方で望遠端では、最前の凸群が大きく前に伸び、凸凹凸のトリプレット構成になって中望遠まで有利に収差補正ができます。


さらにこの凸先行の強いところは、さらに前側の凸が伸びることで、今度は強い凹群は後ろと合成され、凸+凹のテレタイプを構成することができる点です。
結果として望遠域をかなり伸ばすことができ、広角から焦点距離200mm, 300mmといった高倍ズームができるレンズは必ずこのタイプです。

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NIKON AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR(広角端)
ズームレンズで望遠をすると全長が大きく伸びるのはこれが理由です。


この凸先行ズームタイプの弱点は広角端で、24mmでも既にギリギリのところなのか、それよりも短い焦点域ではこのタイプは見なくなります。


24-70/2.8の設計をまとめると、広角に強い凹先行タイプで、望遠端も頑張ったのがニコンの24-70/2.8、

他のメーカーは、望遠側に強い凸先行で、広角を24mmまで頑張って伸ばした、

という形になっています(雑)。


なお上記のインタビューでは、焦点域は当然確保した上でさらにVRを入れ、現実的な寸法に収めようとした際に、ズーム全域で収差の振る舞いがより良いのは凹先行だと判断した、と説明されています。

ところが設計を進めるうち、凸先行ズームタイプの光学系ではどうしても望遠端70mmでの周辺画質が思うように上がらないことがわかってきました。高周波のMTFはまずまずですが、低周波MTFがあまり良くないのです。また、ボケ味もあまり良好になりません。そのため、メカが成立するところまで設計が進んでいたのですが、ニッコールとしてこの画質は許せないと判断しました。


また、凸先行型ズームタイプでは、製造誤差による偏心や、使っていくうちにズーム群の偏心が変化した際の性能変化量が若干大きいということも気になっていました。本製品の目標のひとつである、堅牢性の向上に対して逆行してしまいます。ニコンが伝統的に大口径標準ズームに凹先行ズームタイプを採用してきた大きな理由は、製造誤差を小さく抑えやすいことと堅牢性にもあります。

後半は前の凸群が大きく伸びることも影響しているでしょう。


今後ともこのレンズの活躍を期待していきたいと思います。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

17群22枚 凸先行ズーム。定価15万くらい
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これはあまり考えずに中古で買いました。

ちょうど望遠レンズが欲しくなっていた頃で、ニコン純正で便利ズーム、例えば70-300/4.5-5.6Gを買うくらいなら、中古でシグマの70-200/2.8Gを買おうというコスパ厨的な発想でした。


明るくてVR付きなので、このようなライブの過酷な環境で1/80sで撮ってもブレずに耐えてくれます。
110
APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM, 140mm, 1/80 F2.8, ISO1000


また200mmまで伸ばせば、圧縮効果で被写体が浮き立ちますね。
挙式のときは確実に持っていくレンズです。
058
APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM, 200mm, 1/4000 F2.8, ISO360


・・・ぶっちゃけまだ挙式と一部のライブにしか持ち出していないのであまり使い切れていないです笑

今後飛びものや動物を撮るようにもしなったら、日の目を見るかもしれません。



構成は凸凹凸凸4群の典型的な望遠ズームタイプです。

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SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM(広角端)

前後端の凸は動かず、内側の2群3 群のみでズーミングをする、インナーズーム方式です。
加えて、フォーカスも内側で行うインナーフォーカス方式です。

広角端を伸ばそうとしなければ、上で紹介した標準ズームや高倍ズームのように先玉を大きく繰り出す必要がありません。
第2群の凹レンズをバリエータ、第3群の凸レンズをコンペンセータとして、これらを動かすだけで中望遠域からテレタイプの望遠域に移行が可能です。

インナーズームのわかりやすいgifアニメがありました

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TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2

これは凹群が2つにわかれた5群ズームですが、原理としては同じことです。


ニコン純正の70-200/2.8Eはさすがに豪華ですね

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NIKON AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR

凹群が最も左に寄っている広角端でも、次の凸群がかなり右に寄っているので、通常の4群ズームではないのかもしれません。

いずれにせよ各群の構成が豪華で、紫で示されているレンズに蛍石を使用していて、さすが定価35万といった感じ。
まあ値段は製造時の調芯の工数と、鏡筒の精度や耐久性で跳ね上がっているような気もしますが。


感想

一通りレンズが揃っているので、今後ともたくさん写真を撮っていこうと思います。

参考

フィルム写真をデジタル化したい

フィルムデジタイズ

日々生きているとやはり、ネガフィルムの写真をデジタル化したいことが多いです。


皆様ご存知かと思いますが、フィルムデジタイズとは、

フィルムカメラで撮った写真をデジタルデータにすることです。


photo.yodobashi.com
フォトヨドバシさんでも紹介されている通り、

世間にはフィルムデジタイズの潮流がやってきているのです。

乗るしかない。このビッグウェーブに!

必要なもの

現像済みネガフィルム

フィルムがないと始まりません。

写ルンですでも、フィルム一眼でも、レンジファインダーでも良いので用意しましょう。


なおここではカラーネガしか扱っていません。

黒白ネガ、カラーリバーサルはそのうち扱うかもしれません。


フィルムと現像については最後に補足します。


マクロレンズ

www.nikon-image.com
マクロレンズは、等倍以上の撮影ができるレンズのこと。

被写体に近づけば近づくほど大きく撮影ができるので、

言い換えればめちゃくちゃ寄れるレンズのことです。


ちなみにニコンマクロレンズはマイクロニッコールと呼びます。
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スライドコピーアダプター

もともとポジフィルムの複製用ですが、レンズの先端につけてフィルムを挟むためのパーツです。

レンズのフィルター径に合わせて、コンバージョンリングを使いましょう。


例えば、AiAFマイクロニッコール60mm f/2.8Dは、フィルターサイズがΦ62なのに対して、スライドコピーアダプターES-1はΦ52なので、BR-5という変換リングが必要なのです。

レンズによって変わりますが、フィルター径をΦ52に合わせればOKです。



自分の場合、ネガが傷つくのが心配なので、気休め程度ですが厚紙を両面テープで貼って保護しています。

気持ちの問題です。

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挟むとこんな感じ。
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DIYで余った紙が有効活用されています。

手順

光源

白色光源を用意しても良いですが、自分の現像環境だと光源のシアン(青)が弱く、

反転したときに色温度が低すぎて(青っぽく)調整できなくなってしまうので、

PCのディスプレイに青色画像を表示させて、それをバックに撮影しています。

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Illustratorで適当に用意しました。

電球とかよりは、PCのディスプレイが平坦性と均質性があって良いと思います。

フィルムの撮影

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ES-1にフィルムを挟み、中心を揃えてピントを合わせます。

これはAFよりも、ライブビューを拡大表示で見ながらMFでやったほうが確実です。

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ここでピントが外れると質がガタ落ちするので、正確に合わせましょう。

あと作業性のためにも、三脚は必須だと思います。


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奥から順に、

  • ディスプレイ(C=57%)
  • 保護厚紙
  • ネガフィルム
  • スライドコピーアダプター ES-1
  • 変換リングBR-5
  • AiAFマイクロニッコール60/2.8D
  • ニコンD610

です。


撮影条件は

です。当然RAWで撮りましょう

本当はF8くらいまで絞ったほうがレンズ性能は一番いいのかもしれません。

デジタルデータ処理

RAWデータの処理をします。

撮影したままだと当然、色が反転しています。

なのでRGBチャンネルのトーンカーブを反転させて、通常の色に戻します。

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露出と色温度を軽くいじります。

青光源を使ってもまだ青いので少し色温度を上げました。
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まだコントラストが弱く、ねむい画像になっています。

これは、写真として一番明るくor暗くあるべき部分の明るさが、

デジタル画像として撮影した際の一番明るいところor暗いところの明るさと合っていないためです。


右上のヒストグラムトーンカーブ背景で分かる通り、暗い部分(ヒストグラムの左側)と明るい部分が一部空白になっています。

明るさのレンジを十分に使い切れていないということです。

これをまずは適当に引き伸ばしてあげます。


Lightroomの「黒レベル」「白レベル」を使っても良いのですが、

トーンカーブをいじるのが手っ取り早いです。

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コントラストが上がってそれっぽくなりました。


あとは各自好きなように、適当にパラメータ調整して終わりです。

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特にこだわりがなければ、ホワイトバランスと露出・コントラストとトーンカーブの調整のみでほぼ終わります。


BEFORE
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AFTER
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さらにこだわりたい人はここをスタートに調整するのが良さそうです。


補足

雑記です。あまり読む価値はないです。

フィルム現像について

カラーネガフィルムの現像は、DPE店に任せるのが普通です。
(Development, Printing, Enlargement:現像・焼付・引き伸ばし)


黒白フィルムは、フィルムによって現像プロセスを調節する余地があるのですが、

カラーフィルムはほぼ現像プロセスを固定するのが前提になっていて、
コダックC-41(≒富士フイルムCN-16)プロセス

機械で自動化してしまうのが早く・ブレがなく・コスパが良いです。


なので、なんでも自分でやりたい物好きな人を除いて、カラーネガの自家現像のメリットはほぼありません。
※現像の薬品も、大量購入すると店よりもコスパは良いですが、元を取るには100本以上の現像が必要です。


DPE店の選び方のポイントとしては、

  • 現像機 / ミニラボを置いている店
  • インデックスプリントをしてくれる店
  • (できれば)比較的安い店

が良いです。


カメラのキタムラ、ビックカメラやヨドバシにおける大半の店舗のように、その場に現像機を備えていない店舗だと、そこでは受付だけを行って現像自体は別の現像センターにフィルムを送って対応する必要があり、仕上がりも遅くなりコストも掛かります。


「フジカラー」の看板があるような、現像機を備えたDPE店が近くにあれば、比較的早く安く現像してもらえるかもしれません。

fujifilm.jp


また、ネガを保存する際に、「これはどのネガだったかな~」といちいち透かして見るのはつらいので、

インデックスプリントをしてくれる店で現像することが望ましいです。

小さいですが自動で露光・色補正した写真が載っているので、色バランスなどの参考にもなります。

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秋葉原ヨドバシで一回頼んだときにインデックスがついてなくてそれ以後使っていません。

ネガフィルムについて

普段は業務用フジカラーの400か100を使っています。

最近知ったのですが、中身はフジカラー100 / SUPERIA X-TRA(ISO400)と同じで、パッケージのみの違いっぽいです。

フィルムのパーフォレーション部分の記載が同じなので。


今はコダックのULTRA MAXを入れていて、そのうち現像に出します。


生産終了になりましたが、残っているうちにフジの黒白フィルムも…


感想

写真がうまくなりたい

結婚式におけるDIYについて(2/2)小物と配線編

前回の続きです。

magihara.hateblo.jp


今回は、主に自作・自前調達した小物と、各種配線系を紹介します。

紙がどうのとかいう話はあまりしません笑

例によってめちゃくちゃ長く、前回よりマニア向けです。


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ケーキ入刀に際して

結婚式の定番イベント、ウェディングケーキ入刀。
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あのケーキ、最近はハリボテになってるところが増えてきているようなのです。

自分たちも、なんとなくウェディングケーキに入刀するのかなーとか、

どんなデザインのケーキが良いのかなーとか、

ファーストバイトの演出は・・・、とか

考えていたのですが、2ヶ月ほど前になって、突然プランナーから話がありました。


「入刀用にどんなケーキを選んでいただいでも、出てくるのはショートケーキになります」

私「???????????????それは一体どういう・・・・・・・??」

プ「最近は横浜周りの結婚式場全体に対して、保健所から厳しく指導が入ってきて、入刀用はどんなケーキでもハリボテで、後ほどゲストの方には四角く切ったショートケーキをお配りする式場が多くなっているのです」

私「ハリ・・・・・・・ボテ・・・・・・・・・・??」

私「で、では、いわゆるファーストバイトというやつは・・・??」

プ「それ用に別件のケーキを1ピースご用意します」

私「????????????????????????」



配布用ケーキは、結婚式という非常にコスパの悪い催しで値段どうこうを言うべきではないけど、それを覆すコスパの悪い値段。


というわけで、二人で色々と文句を言い合って、要検討ということで持ち帰り、

後日インターネットの先人が、ケーキサイズの石鹸で入刀しているのを見つけたのでした。

ホールタイプの石鹸

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実際に入刀したケーキ


これはLUSHさんの「みつばちマーチ」が、ネット通販限定でホールタイプで売られているものを使いました。

jn.lush.com

最近ウェディング用に使われることが増えているようです



ホールを2つ購入し、片方を半分に切り、3段に重ねています。切るのは普通の家庭用包丁で切れます。

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これを切り分けて、式の最後にプチギフトとして配るという形になります。



ウェディングケーキを配る場合だと、フルコースのあとにケーキが来てもう食えねえとかいう恐れがあるのに対して、石鹸なら持ち帰れるしその点も少しは良いのではという気もしますね。

石鹸を使うかどうかはその人次第ですが。。。



もう一点、この石鹸に入刀する際には、ホテルのケーキ用のナイフは使えないので、自前で用意する必要がありました。

そんなときでもAmazonはなんでも揃っているのです。

【川嶋工業】パティシエール ケーキナイフ PP-537

【川嶋工業】パティシエール ケーキナイフ PP-537


良いものを探せばもう少しそれっぽいデザインのものもあります。


プチギフト用に切り分け


このプランのポイントは、ケーキ入刀ならぬソープ入刀した後、

お開きの時間までに、切り分けて、個包装する必要があることです。


今回は、プランナーさんがパワハラお願いして、教会の館長さんに切ってもらいました。

そのためのカッティングボードと包丁は当然自前で用意します。


なくしてしまったのですが、ホールの石鹸には切り方が説明された紙が同梱されていました。

ホール1個からは100gのピースが32個取れる計算になります。

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包装用のシール

包装用の紙は注文時に伝えることで同梱してもらえたのですが、紙を留めるシールは同梱されていませんでした。

通常LUSHさんの切り売りの石鹸は、"あの紙"で包まれて、成分表示のシールが張ってあります。
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ド派手なシャンプーや石けんを生野菜&果物から「シェフ」が作るLushの製造現場「ラッシュキッチン」潜入レポート - GIGAZINE


そこで店舗に相談に行きました。


この複雑な事情をなんとか説明して相談すると、店員さんが神対応してくださり、特別に用途分のシールをいただけることになりました。

そして丁寧に包み方まで指導してくれるキリストもびっくりの神対応


結婚式の数週間前、積み重なる準備で心の荒んだ私達にはその店員さんは女神のように見え、結婚式準備で最もお世話になった人の一人になっています笑

もちろんその場で大量に石鹸を購入して帰りました。


通常貼られるシールは成分表示/注意書き等が記載されているものなのですが、
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LUSH みつばちマーチを久しぶりに使ってみた | 脚やせ・美肌目指すブログ


それはレジを打たないと発行できないらしく、代わりに「DON'T EAT」のシールをいただきました。

全然問題ないですね。



店員さんに教わった包み方を、切り分けをお願いした館長さんに伝えて、包装までを全てお願いしました。

館長さんも本当にありがとう。


ブーケ・ブートニア等の花小物

花やアクセサリ全般は妻様のご尽力なので、
(というか各種アイディアもほぼ全てか。自分は走り回っただけ)

聞いた話を書く形になりますが。。。


まず、以降の小物系調達では浅草橋の各店舗に助けられました。

小物、造花、アクセサリ、衣装、などなどほぼすべてのものが揃っています。神スポットです。

上野の自宅からのアクセスも良かった。


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ブーケは当初、式場連携の花屋にお願いするつもりだったのですが、

お目当てのクラッチタイプのブーケは保水ができないので、挙式から披露宴の最後まで花が持たないとかのたまう。


なので挙式と披露宴で別にしてはどうか?などという提案をする。

お値段4万+7万。はい。


結婚式という非常にコスパの(略


初めから造花での自作も検討していた妻はこれで発起したらしく、浅草橋に赴いたのでした。



East Side Tokyoさんは、非常に本格的な造花を取り扱っていますがややお値段高めで、

主にブーケ、ブートニア用の花を調達しました。


ブートニア、髪飾りも自作です。

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各種テープ、リボン、針金等も浅草橋で調達したとのことです。

苦労して造花にしたおかげで、同じブーケ&ブートニアを挙式、披露宴、二次会まで使うことができたし、今も家に飾ってあります。

エスコートフラワー&席札

エスコートフラワー」というのは、ゲスト一人ひとりの席番号を書いたタグが付いた花のことです。

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入り口にクリップで留めてある花を外して席まで持っていくと、テーブル上には席札のついた花瓶があるので、そこに花を挿してもらう、という形を思い描いていました。

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思いの外、みんなにも正しく思いが伝わったようで、何なら胸ポケットに花を挿してくれている人もいました。


これを導入することで

  • 会場入口が華やかになる
  • テーブル上も華やかになる
  • 席次表を予めテーブル上に置けて、テーブル上の初期配置が寂しくならない
  • 受付時に渡した席次表が挙式時に邪魔にならない

くらいのメリットがあるかなと。


一方で入り口が混雑してしまうのが心配だったのですが、

たぶん皆さん協力してくれたようで、比較的スムーズに入ってもらえたと聞いています。

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大量生産の必要がある造花は、比較的リーズナブルな関正マスヤさんで購入


あとは買ってきたたくさんの花を、針金とテープを使って、単品でもバランスよくまとめ、かつ同じテーブルでできるだけ花種の組み合わせが被らないようにゲストひとりひとりに割り振るだけです。

これを1日でしかも1人でやった妻様は本当に神。。。


タグは100均のものにアルコールマーカーで手書き。

ちなみに吊るすためのクリップや麻ひもも100均です。

麻ひもは、片端は都合の良い場所にあった照明ランプに、もう片端は壁にセロテープで貼りました。片方30人分吊るしていましたが強度も問題なし。


席札はIllustratorで作って、Kinko'sで印刷&裁断です。紙は最厚の上質紙のアイボリー。

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この裏にメッセージを書いて、小さな花瓶・ないしは調味料用の瓶に巻き付けました。

瓶は4種類くらいだったかな。もちろん浅草橋で購入です。



このエスコートフラワーの唯一の弱点は、作るのが大変ということですかね。

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本番前々日の深夜2:30。もはや家としての機能も限界・・・


その他小物

軽く説明だけしておきます。

卓上写ルンです

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何らかの形で写真の撮影側に参加してもらいたかったのと、最近自分がフィルムカメラをやり始めたこともあって、直前に思いついて導入しました。

いま流行りのチェキでも良いですが、写ルンですよりは二段階ほど値が張りますね。


各テーブルに1つずつ、27枚撮り、ISO400のシンプルエースです。


みんなたくさん撮ってくれて本当に嬉しい限りなのですが、

一点、室内なのでフラッシュをガン焚きしてくれと伝え忘れていたので、

人によっては暗かったり、ほぼ暗闇しか写ってないものもちらほら…


あとから調べたのですが、写ルンですISO400シンプルエースの露出は、

F10のレンズでシャッタースピード1/140sに固定なんですね。

かなり暗めの設定ですが、デフォルトでピーカンにチューニングしているのでしょう。

暗い分にはとりあえずフラッシュを焚いて、引き伸ばしの際に頑張って露出調整する前提ですね。

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写ルンですは、晴天の屋外以外はフラッシュを焚きましょう


引き出物袋

これも自分で買いました。冒頭の写真に少し写ってるかな

ホテルのやつがちょっとダサかったので笑


浅草橋のシモジマさんというなんでも売ってる店です。

これを買った包装用品フロアには、ありとあらゆる紙袋が売ってました。

テーブル札・POPスタンド

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式場が持ってそうなものですが、はがきサイズの写真立てタイプのものしか用意がないとのことで、

それでは会場に入ったときに見えにくので自前調達。


Amazonでも売ってますがシモジマ様に立ち寄った際に売っていたので購入。

まじでここは品揃えが狂気的。


結婚式後は家にあっても使わないので式場に寄付してしまった。


札そのものの印刷は安定のKinko'sです。厚紙なら何でも良いので最厚の白の上質紙。

二次会衣装

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披露宴とは別ですが、これも一応。

新婦ドレスは楽天で、新郎はみなとみらいのMARK ISで適当に選びました。


靴はジャック・パーセルの白で揃えてます。
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プチギフト

紹介だけ。

NUMBER SUGARさんのキャラメル

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注文はメールですが、代金支払いは来店のみでした。

素敵なお店です。

コーヒードリップパック

二次会でのプチギフトですね。

THE COFEESHOPさんにオリジナルパッケージのドリップパックを注文しました。

www.thecoffeeshop.jp

富ヶ谷にあるお店は焙煎所がメインで、カフェが併設しています。




さて、ここからは演出系

ピアノ&歌演奏

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まあ、せっかくバンドサークルの歌の人とピアノの人なのでね。

楽器レンタル

ピアノなどに限らず、バンドのセット一式に関しても楽器のレンタルは

「楽器レンタル・ドット・コム」さんが鉄板です。
gakkirental.com


他の友人の結婚式で、各種アンプ、ミキサー、ドラムセット等をレンタルしたこともあります。

スタッフの方は非常に親切で、搬入の際に簡単に配線の相談もしてくれました。

楽器搬入の際は式場の音響スタッフが不在で、会場のミキサーに繋ぐテストが行えなかったので、念の為キーボードアンプを置いておいてくれるなどしてくれました。オフィシャルな対応ではないと思いますが。

ピアノはYAMAHAのCP-5をレンタルしました。
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CP5 - 概要 - シンセサイザー/ステージピアノ - シンセサイザー・音楽制作 - 製品情報 - ヤマハ – 日本


本当は、こういった88鍵ステージピアノ(たくさんの音と機能を持っているシンセサイザー的な"キーボード")ではなく、もっとアコースティックピアノライクな電子ピアノが良かったのですが、

↓ こういうやつ
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N3X - 概要 - AvantGrand(アバングランド) - ピアノ・電子ピアノ - 楽器 - 製品情報 - ヤマハ – 日本

たまたまその日、他で大きなイベントがあったそうで、電子ピアノ系は全て出払っていてレンタルできなかったのと、よくよく考えたら会場のスペース的にも置くのがぎりぎりになりそうなので、やはり88鍵キーボードにしました。

楽器配線

キーボードの音を出すに際して、一番簡単なのはキーボードアンプから出すことなのですが、音量調整等も考えるとやはり歌とピアノどちらもミキサーを通してスピーカーから出したい。

Roland 4チャンネル・ステレオ・ミキシング・キーボード・アンプ KC-350

Roland 4チャンネル・ステレオ・ミキシング・キーボード・アンプ KC-350


式場の音響スタッフに相談したところ、ミキサーまでケーブルを引き回せればOKとのこと。

確かこれも特別対応だった気がします。



ただミキサーのTAPE INしか空きがないとのことで、終端ではRCAピンに変換しました。

たまたま式場にRCAピンの延長ケーブルがあったのでそれを使わせてもらいましたが、

楽器からミキサーまで40mくらいあるので、本当なら長距離でもノイズの乗りにくいバランス接続のキャノンケーブルが良かったかな。


新婦再入場の中継上映

ゲストにマイクとカメラを持ってもらい、披露宴会場の下階にある新婦控室まで迎えに行ってもらう様子を、会場のスクリーンに上映するというもの。

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技術的には大したことはないのですが、会場と音響スタッフとのやり取りが最大の関門でした。

映像ケーブル

必要な機材は、カメラからプロジェクタまでの映像ケーブルくらいかなーと思っていました。

しかし地下のブライズルームから2階の音響卓まで直線距離で30mほど、

ゆとりを考えるとケーブル長は40~50mは欲しい。


40mくらいのHDMIケーブルは10,000円ほどで売っているのですが、

通常HDMIケーブルは太く、それだけの長さになると非常に重くなってしまうのです。

さらに伝送中に信号が減衰するので、20mくらいを超える製品は全て中間に増幅器がついたものになり、更に重くなります。


固定カメラ用ならまだしも、素人が1人でハンディカムにつけて持ち歩くには文字通り荷が重い。


そこで考えたのが光ファイバHDMIケーブル。

コネクタ部分が少しゴツくなりますが、ケーブル部分は通常のメタルのものに比べて非常に細くなっています。



ただしその分値段も高い。

サンワサプライの光HDMIケーブルなんて50mで10万円也・・・


1回しか使わないものにどれだけの金を出せるかという気持ちと、使用後にメルカリに出品したところで誰も買わない……


重いけど安いメタルケーブルを買うか、非常に軽いけど非常に高い光ファイバか、迷っていたのですが、調べてみるとこういったケーブルや映像機器のレンタルをしている業者があることがわかりました。

www.takenaka-co.co.jp

お世話になったのはタケナカさん。


完全に企業向けのサービスのようですが、問い合わせてみると個人にもレンタルしてくれるとのこと。おそらく営業の方が非常に丁寧に対応してくれました。

会場での配線テストの都合もあり、2週間ほどレンタルしたのですが、10,000円くらいで借りることができました。

何ならメタルケーブルを買うよりも安い。

プロジェクタ周りの闇

(ここは特に読まなくていいです)

これまでで、SONYのハンディカムから、miniHDMI出力→通常HDMIに変換し、レンタルの光ファイバケーブルでPA卓まで引き伸ばしができました。


式場のプロジェクタはアナログピン(コンポジット)かDVI-D端子とのことで、HDMI→DVI-Dの変換プラグを用意して、会場での接続テストに向かいました。

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光ファイバケーブルは、長さ、引き回しともに良好だったのですが、会場のプロジェクタが化石だった



通常の感覚だと、プロジェクタというのは端子別にいくつかのチャンネルがあって、

ボタン一つでそれらを切り替えられる機能を持っているものです。

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テストの際の詳しい状況は見てないのですが、スタッフはおそらく上記の「予め挿しておき信号ソース切り替え」でなく「同じチャンネルにケーブル抜き差し」で切り替えようとしたらしく、プロジェクタがクラッシュするなどしていました。


あまり素人が口出しするのも良くないかなと思って、大変そうだなと思いつつ見ていたのですが、まあそれは復旧し、結局プロジェクタの切り替え機能が無い or 使えないようなので、外部の映像切替器で対応することになりました。


その切替器もコンポジットのみ対応・・・・なるほど。

JVCケンウッド ビクター AVセレクター JX-61

JVCケンウッド ビクター AVセレクター JX-61


翌週再テストとのことで、結局

  • ハンディカム(自前)
  • miniHDMI → HDMI変換(自前)
  • 光ファイバケーブル(自前; レンタル)
  • HDMI → コンポジット変換(自前)
  • 切替器(式場)
  • プロジェクタ(式場)

という鬼のようなつなぎ方で無事上映。めでたしめでたし。


プロジェクタの解像度が確か480pの4:3だったので、ハンディカム側の映像出力設定もそれに合わせる必要がありましたが、それは特に問題なし。


まあ色々と書きましたが、平気でクレーマーレベルの無理をいくつも言った上に、隅から隅まで特別対応してもらったり、限られた設備の中で全面協力をしてくれて、この企画を実現してくれた音響スタッフさんには冗談抜きにとても感謝しています。




ただちょっと(一般的な)コメント。


いつか、動画を作成したときも書きましたが、機材で映像の質が律速になってしまうのは勿体無い。

例えば動画編集はスマホ上でも平気で1080pが扱えて、少し頑張れば4Kの編集ができる時代です。

それに対して、式場のプロジェクタが720x480のSD画質だとか、コンポジット端子だとか、

果てにはプロジェクタの明るさや解像度は高機能であっても、式場が持ち込み対応するのは未だにDVDの480iだったりするのが現状です。


いやたしかに、動画はPC/スマホ上のデータとして扱うのが主流になって久しく、

フルハイビジョンや4Kが保存できるのは1枚25GBもあるブルーレイディスクだったり、テレビ録画さえもうHDD上なので、なかなか動画の納品形態のスタンダードが入れ替わりません。


かといって映像データファイルは、最近はH.264が主流になってきているものの、これまでの歴史を振り返ると無限のコーデックが存在します。

確かに頑張って動画を作るのがやっとの人に、「納品は720pの29.97fps、コーデックはH.264ビットレートは10Mbps以下で」など言うのも酷なものではあります。


素人でもスマホで映像編集ができてしまう今日なので、どうしろと言うことはできませんがぜひ式場の方も現代テクノロジーに柔軟に対応していただきたく・・・


BGM(おまけ)

長くなってしまいましたが、使った音楽を紹介して終わりにします。

感想

大変でしたが楽しかったです。

結婚式におけるDIYについて(1/2)ペーパーアイテム編

ご無沙汰しております。


先日、結婚式をしました。
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その際に色々とDIY(Do It Yourself:自分でやること)したので、

知見を残しておくためにこのような形の記事にさせてもらいました。


実際、自分でやったときも色々とネットサーフィン(死語)しながら

先人の業績を参考にさせてもらったところがあるので、

今後もしこの記事が誰かの役に立てば幸いです。



例によってクソ長くなってしまうので2回に分けました。

今回がペーパーアイテム編。次回は小物と配線編です。
magihara.hateblo.jp


DIYの目的とスタンス

まず、この記事における各種DIYコスト削減を目的としたものではないです。

そしてここに挙げる紙類は、特にこだわりがなければ式場側に丸投げしたほうが安く手軽に作れるものばかりです。

加えて、経験のある人はわかると思いますが、こういったイベント準備では人的リソースや準備の手間のほうが、多少の金銭よりも遥かに貴重であって、通常は金でなんとかできるものはしたほうが良いのです。

なのでこの記事のDIYは主に、カタログ品はちょっと嫌なので、手間をかけてでも自分で納得の行くものを作りたいという人向けです。


よく、招待状・席次表・席札とかをDIYしてコスト削減!とかいう宣伝がありますが、

そこケチるくらいなら呼ぶ人減らしましょう。


良いもの、自分の満足のいくものを作るには一切金と手間を惜しまないという気持ちでやっております。


よろしくお願いいたします。


ペーパーアイテムの基礎知識

なんちゃってDIY、コスト削減DIYと一線を画するために必要なのは、印刷物のクオリティだと思います。

ここでどれだけ質を上げて、安っぽく見えないようにするかが結婚式DIYの鍵になってるような気がします。

なので今回特に力を入れたペーパーアイテムの自作について予め少しコメントというか心構えを。

Adobe Illustratorは必須

印刷業者に印刷の注文をするのであれば、Adobe Illustratorは必須です。

一応、最近はPDF入稿、Word入稿、などなど対応しているところも増えていますが、

まあ、この記事を読んで手の混んだペーパーアイテムをDIYしようと思うような人が、専門業者で印刷を頼むような内容のものを作るのであれば、事実上必須ということです。


ただIllustratorだけで済むのかというと、画像編集のためにはPhotoshopが欲しかったり、動画編集にはPremiere ProとAfter Effectsが必要で……とかやってると、

結局コンプリートプランを契約することになるんですよね。


まじで買い切りに戻してくれ……

紙種の最低限の知識が必要

専門業者に頼むと良い紙に良い印刷をしてくれます。

ただ、紙種の知識がないと、紙の選択肢に「コート90kg」「アートポスト135kg」「最厚上質紙」とか書いてあっても意味がわかりません。

インターネットを探せば文字で説明はしてありますが、その紙が一体どんな手触りや厚さなのかまではわかりません。


そんなんじゃ思い通りのアイテムは作れない!実際に紙種を触りに行きたい!

という人のために、神保町か銀座伊東屋に、竹尾さんが紙の見本を展示しているスペースがあります。

www.takeo.co.jp


平日しかやってないのですが、確か神保町のほうが品揃えが良かったように思います。


それかプリントパックさん、グラフィックさんといった印刷業者で無料の用紙サンプルを注文する手もあります。

www.printpac.co.jp

www.graphic.jp


まあここまでやる人は狂気的だとは思いますが笑


一応、「~~○○kg」とか書いてあるやつの、重さごとのどちゃくそ雑なイメージを書いておくと、

  • 90kg : 端を持つとたわむ、チラシとかフライヤー
  • 135kg : 端を持ってもほぼたわまない、厚手の紙
  • 190kg~ : 特に厚く、しっかり折ってもぺたんとならない厚紙

まあ紙種によって結構変わってきますので、あくまで目安として。

Kinko'sが意外と便利

Kinko's、みなさんご存知ですか??

自分は今回初めて知りました。そして東京にはめっちゃたくさんあります。

場合によっては24h営業の意味不明な神対応の店舗もあったりします。


できること(ほんの一部)

もちろん即日対応です。紙も1枚単位で買えます。


ちょっとしたものを印刷したい。でもコンビニプリントは紙が安っぽい。自宅のプリンターは印刷が荒いのでイマイチ……。

こんなときはKinko'sがおすすめです。






さて、作ったものを紹介します。

招待状

思えばここからDIYの長く険しい旅が始まった。。。

CDジャケット風招待状

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CDジャケットを結婚式の招待状にするというアイデアは、インターネットの人の真似をさせていただきました。バンドやってるしね。


印刷+加工はザザザワークスさんです。
CD紙ジャケット印刷専門店のZAZAZA WORKS(ザザザワークス) / TOPページ


「見開きジャケット」のDIYタイプ(2枚目写真のような紙が来るので自分で組み立て)
紙はアートポスト240kgで注文しました。


アラベールナチュラル/スノーホワイトの200kgも選べますが、これは名刺とかに使われるような、ほんの少しゴワゴワ感のある高級な紙。
今回はツヤ感が欲しかったので、ツヤのある普通の厚紙のアートポストを選びました。


撮影 : 横浜大さん橋
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2月6日、平日の朝9時、誰もいなかったけどクソ寒かった。


大さん橋で、こういったしっかりめの撮影をするためには、自分みたいな個人での撮影でも申請が必要らしく、簡単な書類にサインさせられた。

特に費用はかからなかったはず。ただ旗と腕章が渡される。

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撮影だけでなく、車も出してくれたまんじゅう、本当にありがとう


まあ、中身に関しては横浜の景色の勝利ですね。
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フォントは「なごみ極細ゴシック」というフリーフォント
font.websozai.jp

これから先も、このフォントはいたるところで使っています。

やや細すぎて視認性が良くないので、フォントのアウトラインをしたあとに「パスのオフセット」で0.数ミリ太くしています。
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返信用はがき

バンフーオンラインショップさんで、ポストカード印刷をお願いしました。
www.vanfu.co.jp

両面フルカラー、上質紙180kgでの印刷です。

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記入をしてもらう紙なので、コート紙でないほうが良いですね。
もっと質にこだわるならケント紙とかなのかな。

添え状カード

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よくあるやつですね。Illustratorで作って、PDF書き出しして、Kinko'sで印刷&裁断です。
紙は最厚の上質紙とかだったかな。

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封筒・切手

作ってからわかったのですが、CDジャケット(128x128mm)を入れるための封筒はなかなか無い。

探してみたところ、SE16というサイズが160x160mmだったのでそれを使うことにしました。ベロが四角の「カマス」というタイプ。


当初は差出人の名前住所も業者に印刷してもらおうと思っていたのですが、

納期が思ったよりも長いことがわかり、封筒だけ買って自分で印刷することに。


Winged Wheelさんで注文しました。

www.winged-wheel.co.jp


差出人住所の印刷ですが、封筒のような特殊形状の印刷は、Kinko'sも対応していないとのことで、

仕方なく、自分の職場にある通常のレーザープリンタで印刷しました(内緒)。


プリンタとの相性のせいか、水平なデータを作っても印刷すると少し傾いてしまうので、オフセットで0.5°くらい傾けて印刷していたなあ。そういえば。


そしてSE16サイズの封筒は定形外郵便なので、郵便料金は120円~です。

結婚式の郵便物で使うような「慶事用切手」は92円までなので、120円は通常のフジの柄の切手になります。
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これだと寂しいのと、ひと手間を出したいので、消印を押す際にご当地特有のイラスト入りの「風景印」を押してもらうことにしました。

上野郵便局は桜と西郷隆盛像とパンダですね。
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ゲストカード

せっかくCDジャケット風招待状なので何かを入れようということで、芳名帳代わりになる「ゲストカード」というのをレコード?風に作りました。
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ただ、あまり大きすぎても書くのがしんどいので、CDがΦ120のところΦ90にしました。


このような特殊形状の印刷は、型抜き印刷ドットコムさんにお願いしました。
型抜き印刷ドットコム

円形だけでなく、自由パスで切り抜いてくれるようです。


これはザラザラ感を出そうと思って、元がややクリーム色のアラベールナチュラル200kgで印刷しています。

席次表

厳密には、席次表+メニュー+コラムですね。

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折加工も含めて、プリントパックさんで注文しました。紙はマットコート180kgです。
www.printpac.co.jp

三つ折りB4のデザインテンプレートがあったのがここだけだったような記憶があります。

厚紙B4フライヤーに、折加工をオプションとしてつけた形です。
きれいに折れ線を付けて折ってくれてありますね。


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内側のテーブル上の写真は、数少ない照明設備で苦労して撮りました。影を出したり出さなかったりが難しかった。

でも苦労した分、ここの出来は夫婦ともに非常に満足しています。まあほぼ全て妻様のアイディアですね。。。

手書き文字は、適当な紙にフェルトペンで書いて、写真に撮ってIllustrator CCの「画像トレース」機能でパス化しました。


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外側の横浜の写真は、招待状の内側と同じ写真をモノクロにして使い回してます。

もちろんモノクロ用に微調整はしてますが。


色味とか配置のバランスはコンビニのネットプリントで何度も試し刷りして確認しました。

ウェルカムボード

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今見返したけど、これの印刷を注文したのが式のちょうど1週間前ですね。

1日納期で注文しているので間に合うっちゃ間に合うのだけど、なかなかの駆け込みスケジュールだ。。。

ポスター

グラフィックさんでの印刷です。
www.graphic.jp

A1ポスターのオンデマンド印刷(インクジェットプリンタで印刷)

オフセット印刷は、鮮明に印刷ができて大量印刷には適しているんだけど、リソグラフィで原盤を作るので少数ロットだと単価が高くなってしまう。

なので今回のウェルカムボード用ポスターのような1枚ものは、インクジェット印刷するのが良さそうです。

写真は招待状撮影のときの1カットですね
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※これはべつもの


実質の作業時間数分。

深夜に入稿したのに数十分後にはデータチェック完了のメールが来ることに、印刷業界の闇を見たような気がしました。

いやきっと夜勤なんだ。そうに違いない。

イーゼル+枠

Amazonで買いました。合わせて5000円くらい


まとめ

とりあえず、主なペーパーアイテムに関しては以上です。

席札等は次回の小物編で紹介します。