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研究してますか

研究しているときは更新されます。研究してないときは更新されません

動画を作るのはとても大変だった

「恋ダンス」ビデオ

友人の結婚式の余興として、今流行りの「恋ダンス」のビデオを作りました。



完成から既に2ヶ月が過ぎようとしていますが、

この機会にいろいろと思ったこととかをまとめていこうと思います。

例によってとても長いです。


機材・役に立ったもの

メインカメラ(デジタル一眼レフ

買ったのは2014年の誕生日だから、大体2年くらいの相棒。

撮った写真の枚数は6万枚くらい、1.3TB。



いつか書いたけれども、センサに汚れがつきやすい製品らしい。

問題になったD600から改善したとはいえ、そもそもの機構がね。

でもとても頑張ってくれている。また掃除しないとな


動画能力はあんまり高くないけど、720pで60fpsのMP4が出せるのでまあよし。


キャノンの最近の一眼レフは、デュアルピクセルCMOS AFという機構があって、

動画撮影のライブビュー時でもフォーカスがスムーズで速かったりする。


動画はそんなに撮らないから、ノロノロの旧式コントラストAFで良いんだけどね。

まあこれは下の方で書こうかな。



加えて、この子との思い出とか感謝を述べだすと1記事書けるのでこれくらいで

サブカメラ(ビデオカメラ)

主にメイキング用。

餅は餅屋ではないけれども、やっぱり動画はハンディカムが撮りやすい。

画質に関しては、一眼レフのセンサーにはかなわないけれども



レンズ


この前買った24-70/2.8Eが大活躍した。


ビネッティング、ディストーションも含めて一つの絵になっている一眼レフでは

トリミングをあまりしたくないので、やはりズームレンズが有利。



広角めで寄る、望遠めで離れる、といった画角の使い分けもできるのでとても助かる。

それでいて開放f/2.8は、暗所撮影で露光を稼ぎたいときにとても助かる。


結婚式でも大活躍しているけれども、この動画ができたのはこのレンズのおかげである。



広角ズームも一部使った


三脚


携帯性を重視した、けれども安定感のあることで重宝していたベルボンのウルトレックシリーズに、

最近発売された1ストップのビデオ雲台をつけて使った。

今買うなら、セットになっているタイプもある(UT-55)



荷物が多くなりがちなので、コンパクトに収まるUTシリーズは非常に助かる。

一点、雲台が自由雲台で動画撮影には向かなかったんだけど、

対応のビデオ雲台が出たので敵なしになった。


ちなみにこれ、伸ばす際には脚をねじってロック/解除するんだけど、

ねじり方、というか持つ位置が悪くて脚が根本から抜けてしまった。
(接着剤で固定している部分が剥がれてしまった)

300番の紙ヤスリで削って、接着剤で固定して一応復活した。

セメダイン 超多用途 接着剤 スーパーX クリア P20ml AX-038

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色について


色、とても難しい。

映像の出来栄えを左右するのは「色」であるような気がしている。


それに気をつけていればそれっぽい映像になるし、

気をつけないと(撮ったまま出した素材を使っていると)それなりの動画になってしまう。



幸い、Adobe Premiere ProにはLumentriカラー補正というのがあって、

普段写真で多用しているLightroomと同じ感覚で、色調補正ができる。


f:id:magihara:20161231023929p:plain

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微妙な違いだけど、結構変わるでしょ。




ただ、RAW画像の現像とは違って、H.264圧縮された動画を

画像処理しているので、補正の幅は(思っているより)狭い。

変更を大きくしすぎると、破綻して画面のどこかが不自然な色合いになってしまう。



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WBがおかしいまま撮ってしまったのを力づくで補正した図。



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力づくの跡。

色温度を鬼下げして、死んだコントラストと彩度を爆上げする。
良い子は真似してはいけません笑


色をおかしくしない、そのために

カメラ側のホワイトバランスや露光で、画像処理しやすい色合いにしておくことが大事。


いや、当たり前のことなんだけど。

「映像が撮れていれば良い」とか「後から何とかする」とか甘えた考えは捨てて、

撮影の時から、生でも使えるレベルの映像を素材として用意しておかなければ、

と実感した今回でした。


カメラにおいては、映像の場合も情報は

センサー → [カメラ側プロセッサで圧縮] → H.264 → [PCで編集] →完成素材

のように変換されていくので、メインの補正は

センサーからの生情報からH.264に圧縮する際の、カメラ側プロセッサの画像処理で

行ってしまったほうが情報の劣化は少ない。


PCでの編集は本当に最後の微調整、味付け程度にするべき



そこで、PC側で、カレーをシチューにしようとか、

焼き魚を煮魚にしようとか変更しようとすると、破綻してしまう。



露光・ホワイトバランスのカメラ側のオート設定は、

理想的な環境(自然な太陽光があって、余計な影も無くて、変な色も存在しない状況)であれば

確かに適切に機能してくれるし、意外とそういう場面は多い。



ただ、少し暗かったり、照明の特性が少し違ったり、そういうときは、

自分の目とライブビューで露光と色合いを確認して、

できるだけフラットかつ不自然でないものに合わせておかないとなって感じです。



企画の大切さ

マジで今回、これに尽きる。


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企画ノートの1ページ目。イントロは一番最初に決まっていた。


その場の思いつきでなんとかなるほど、規模は小さくなかった。

作りたいものを明確に頭に浮かべて、人を集めて、カメラを回さないと、

ちゃんとしたものは作れないなと、本当に実感しました。

コンテが先。素材はあと。


だから、自分が必死に撮影する傍らで、メイキング用にということで、

ビデオを渡して適当に撮ってもらっていたんだけど、

ちゃんと使える映像を残しておいてくれた人にはとても感謝してる。

良い映像は、撮ろうと思わないと撮れない中でやってもらったからね。

余談

今回、時間がたくさんあったわけでもないので、踊りというか演出を決めつつ、

決まったところは配役を決めつつ、配役が決まったら日程を決めて、

残った部分の演出を決めつつ、という感じの自転車操業だったので、

最後のPPAPネタを詰め込んだのが完成予定日の前々日とかだっけな。


ラスサビは、これまでに思いついたネタのしわ寄せを受けた部分で、

やりたいことはたくさんあるが尺が足りないので、
(全体的にそうだった。沢山のアイディアが思いついては消えていった)

色々試した結果として、渦巻き切り替えからのPPAPに落ち着いた。

最後のババババってのも、自然な流れで思いついたかな。PVのオマージュかな。


オマージュの話をすると、2BのギターもPVのオマージュ、

YouTubeの動画に見せるってのも昔の卒業ビデオと同じ、

イントロとアウトロのカメラキャップは、むかし東京事変がトーク映像でやってたんだよね。

探せば見つかるかも。


あと、構成ノートを書いてるのはこの万年筆です。マジでどうでもいい情報

正確には細軟(SF)、インクはかの有名な色彩雫の月夜。


余談終わり

ピント・フォーカシング

ニコンの動画機能はあくまでオマケなので、

動画撮影時ライブビューでのAF、特に追尾AF(AF-F:常時AFサーボ)は

遅いし追尾も適当だしで、信頼してはいけない。

コントラストAFで合わせていても、信頼してはいけない。


そのせいで(もちろん、確認を怠った自分のせいだけど)いくつか

ピントが合ってないシーンがじつは有ったりします。



教訓として、ピントは必ずライブビューでMFで合わせましょう。

動いているものを撮りたいのであれば、一眼レフのレンズでMFを上手にするか、

キヤノンの一眼レフを買いましょう。


こんな感じです。


また余談

オートフォーカス時において、純粋なレンズのフォーカシングの駆動速度は

レンズに内蔵されているアクチュエータの性能で決まると思うのですが、
(フォーカシング群の重さも関係あるけど。本当は)

AF開始から合焦までに掛かる時間はそれとはまた別問題で、

車を運転して目的地にたどり着くように、実際にレンズを制御してピントを合わせるのは、

カメラ内でのアルゴリズムに拠るところが大きい。


キヤノンのAFは早いが、ニコンの方が正確かも、みたいに言われたりするのは

そういうところが影響しているのだと思う。



ライブビュー時のAFで使われているコントラスト方式は、

画像処理で「ピントの合ってる度」を計算していて、一定の範囲で前後を探して、

一番それが大きくなる所を、最終的にピントが合っているとしている。

ただこの方式はトライ&エラーを繰り返すので、比較的遅いと言われている。



ただ最近のミラーレスとか、上で書いたキヤノンの一眼レフではそれに加えて、

センサ上で、「今いるピント位置から前後どちらに」「どれくらいピントがずれているか」を

計算できるようになってきている。

いわゆる像面位相差とか、デュアルピクセルCMOSとかいうやつ。


これは像面に光を当てている、つまりライブビューの動画撮影状態でも、

位相差AFのようなことができるので、速くてスムーズだし正確。



ただ、一眼レフのスチル(静止画)では絶対に必要になることのないAFセンサをわざわざ、

CMOSセンサ上に置く必要は、無いと思うけれどもね。個人的には。

YouTuberが増えている現在、トレンドはそちらに移ってきているような気がするけれど。

だってこれまでのライブビューでは考えられないくらいAFがスムーズで速いからね。



AFはここが詳しい

デジカメ「超」基礎解説:「コントラスト」「位相差」2つのAFを理解する - ITmedia LifeStyle
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1009/14/news026.html


余談終わり

フリッカー

フリッカーって、後からの編集で消すのが難しいんですね。

全然知らなかった。


ってか発生原理もちゃんとは考えたことなかった。


一眼レフ動画であれば、同じ60fpsでも露光時間を1/100とかにすれば完全に消える。

でも、iPhoneとかハンディカムで撮る場合はおそらく、60fpsなら1/60程度に

なっているはずで、フリッカーが出てしまう。


蛍光灯なんか使うなという話で済めばよいのだけど、そうもいかないからね。


30fpsで撮ればまだましになるっぽい?

フォントの難しさ

未だに克服できていない。圧倒的にセンスがない。

テロップ(Premiere Proで言うところの「タイトル」)で悩むのは主に3つ

  • フォントの書体
  • 背景と馴染む色使い
  • 縁取り、影

本当は、こういう背景であればこういう色のテロップを使えっていう

セオリー?みたいなのがあると思うんだけど、

まだ全然つかめてないんだよなあ。


数年前から、卒業生へのビデオレターという、ほとんどテロップ芸のような

動画を作り続けているけれども、

毎年ポリシーがブレブレなのと、上映してみたら意外と微妙だったりして

自分の中での正解がつかめずに今です。


バラエティ番組とか、ドキュメンタリーとかしっかり見て

学ばないといけないなあという最近でした。


Premiere ProとAfter Effects


その違いは何なの?とは昔から思っていて、

  • それらを一つの映像にまとめるのがPremiere Pro

という認識だったのだけれども、

Premiere Proでも動画にエフェクト掛けられるし、

テロップも出せるしなあと思っていた。



ただ、今回わかったのが、

テロップのアニメーションはAfter Effectsじゃないとできない!(今更!!)

他の動画編集ソフトでボタン一つでとかでできる、

「それっぽいテロップ」とか、パワポのアニメーションみたいな効果は

Premiere Proではできないんですね。

字幕しか使ったことなかったから気付かなかった。



だから、今の認識としては

  • テロップにアニメーションをつけられるのがAfter Effects
  • つけられないのがPremiere Pro

という感じ。暴言にも程がある…




ただPremiere Proの神的機能として、マルチカメラというのがあります。

たくさんの素材を並べておいて、9分割とかで並んだ画面を見ながら、

逐一カメラを選択して切り替えていき、一本の動画にできるというやつ。


今回の恋ダンスビデオでは、サビで多用させてもらいました。

あと間奏のダンスでも重宝しました。



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マルチカメラ編集中の図


もちろんこの機能使わなくても、全部を別トラックに並べておいて、

適当なところでバラバラに切り刻んで、必要なクリップだけ残して他を消せば

同じことはできるのだけど(実際、余裕が無いときはその方法を使ったりした)、

「マルチトラック」という1つのサブシーケンスとして保持しておけるのが

管理の点からもとても便利。



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ラスサビの9分割。

構想中の比較的当初からやりたかったけど、これくらいになるとマルチカメラは使えない。

各素材を手作業で縮小・配置して、時間を合わせて並べていく。


気の遠くなる作業だけど、素材もたくさんあったし、出来上がってる感が強くて楽しくやれた。


DVDに書き出すという闇

こんなに闇を感じたことは無かった。


通常のDVD-Videoというのは思った以上に画質が悪い。480pで30fps。

編集はすべて720pの60fpsで作っていたのでかなりのダウンスケール。

できることならもっと高画質で上映したい。でも式場にはDVDで持ち込むのが普通かつ信頼性が高い。


調べてみると、巷にはハイビジョン(AVCHD形式)映像をDVDに書き込むことができて、

通常のDVDプレーヤーでは観れないけど、家庭用ビデオコンポなどのブルーレイ対応の

プレーヤーだったら観られるらしい。なんじゃそりゃ。


まあでもそれはよかった。式場のプレーヤーが古いものでなければ、

その形式のDVDを持っていけば、編集と同じ720pでの動画が再生できる。と思った。

しかしそこからが面倒だった。


さて書き出すぞとなっても、なんとAdobeのソフトではDVDオーサリングができない。
(オーサリングは、DVDにただ書き込むだけでなく、DVDプレーヤーで観られるように書き込むこと)

昔、Encoreというソフトがあった気がしたんだけど、CCになってから消滅したみたい。

フリーソフトでは、うっかりすると試用版で、透かしが入ったりする。

悪態をつきながら、インストール・アンインストールを繰り返す深夜であった。



少し探して、通常のDVD-Video(低画質)であれば、書き込めるソフトを見つけた。


WinX DVD Author
https://www.winxdvd.com/dvd-author/index-jp.htm



一方でAVCHDの方は、かなりいろいろ試した結果、普段Sonyのハンディカムで

撮った動画の管理をしている、Play Memories Home(PMH)というソフトで書き込める様子。

本当に色々無料ソフトを探しても無くて、有料ソフトを買おうかと

クレジットカード番号を記入しているときに思いついた。


ただし、どんな形式で出力しても、「この形式の動画は対応していません」と言われる始末。


そこで、

編集した動画をH.264のmp4形式で書き出し

PMHのトリミング機能で、何も編集せずに再変換だけする

ことで、何故かハイビジョン映像書き込みに対応させることができた。



もちろん、今日びDVDなんて媒体に書き込むなんて状況になる人がほぼいないのはわかる。

でも結婚式の余興動画はDVDで持ち込むのが基本となっている現状なので、

どうにかならないものかという気持ちになりました。


確かに他人のPC上で動画が再生できる/できないという問題はさらに闇が深くて、

式場側が、すべての動画を再生する責任を負いたくない気持ちは非常にわかるんだけど。


時代の最先端をいった動画共有の方法はどうやっているのか、非常に気になる。

誰か知ってる人、情報ください。


写真から動画へ。次の課題は音声

普段の守備範囲である写真から映像になって、1秒間に60枚もの画像情報を扱うことになるので、

まずはそこが最初の難関だった。

ただ画角と露光と色だけでなく、時間軸を増やした

「動き」を表現することの難しさが動画作成にはあります。



そしてさらにもう一歩、音。

これに関しては、今回は妥協してしまった。


本編は、音声についてはCD音源を流しておけば良いので完全に甘えることができた。

ただメイキングは色々なカメラで撮った映像の音を使っているので、ゲインとかレンジとかがバラバラ。

平均だけ見てゲイン調整してしまうと、どこかでクリッピングを起こしてしまう。

例えばフォーカス駆動の音が意外と高周波で扱いにくかったり、

ドラムの演奏の音が入るとすぐサチってしまったり。



なので今回は、ヤバそうなところだけコンプとリミッターかけて済ませることにした。
(メイキングはそれでなくても書き出しが当日に間に合うかどうかのギリギリだったので)


本当は1クリップずつゲインを合わせて、EQかけて、しっかりマスタリングすべきなんだけど。

セリフとかが入らない分、そこは手を抜く形になった。

次回動画を作ることがあれば、音声にまでちゃんと配慮したものを作りたいなと思ってます。



最後に

当日めっちゃウケて嬉しかったし、今でも再生数が伸びているので嬉しいです。

一般公開はしてない、本編+メイキングの映像も載せておきます。



今後も頑張りたいと思います。

コーヒーを淹れたい

コーヒー

コーヒーを飲んでます

最近会社ではコーヒーをめっちゃ飲んでます。

朝来たら1杯、昼食後に1杯、おやつに1杯。。。カウントしてみたら飲みすぎだろ。。。。。

マグカップ1杯250ccくらいだからなかなかの量だ。

世の中はサードウェーブ

サードウェーブってなんだ

1st. コーヒーが飲まれ始める
2nd. コーヒーがたくさん飲まれ始める
3rd. コーヒーがこだわって飲まれ始める


適当に説明をするとこんな感じ。

嘘だけどあながち間違ってないはず。


主なコーヒーチェーンは、2ndの潮流から来ているものです。

ある程度深煎りの豆を、ばーっとドリップして飲む。

ついでにエスプレッソでラテとかマキアートで楽しむ。

みんながよく知っているコーヒーです


そこから、産地や焙煎を気にして、質の高い豆を一杯ずつ丁寧に飲むようになってきたのがいわゆるサードウェーブ。

最近ではスタバにもその流れがやってきているようです。

美味しいコーヒーを飲みたい


飲んでください。

渋谷の喧騒からは想像できないくらい素晴らしいお店。

ブルーボトルコーヒーの創始者は、ここで飲んだコーヒーに影響されているとのことです。



こちらは世田谷の駅前、静かな商店街と住宅街の間にあります。

現在のスペシャルティコーヒーの文化はこの堀口珈琲から始まっている、と理解しています。


家で美味しいコーヒーを飲むには

本題です。

こだわるポイントはいくつかあるけど、

  1. 挽き
  2. ドリップ
  3. 好み

に分けて考えてみましょう。


なお、コーヒーのあれこれに関しては諸説あるので、

自分で試して一番納得したものを実践するのが良いです。

ここでは僕の一番納得したことを書いていきます。


1. 豆

  • 焙煎してから日が経ちすぎてないものを

これはさすがにネットのどこにでも書いてあるけれども、

焙煎してから半年とか、1年とか経った豆はさすがに味と風味が落ちます。

ドリップだと蒸らしたときの膨らみは2週間も経つとなくなってきます。

生物だと思って、まとめ買いするよりも、こまめに買って早めに飲むようにしましょう


ちなみに焙煎からの賞味期限は店のポリシーによってまちまちで、

2週間で飲みきれというブルーボトルもあれば、

スタバのように半年は見積もる店もあります。

試したことは無いのですが、ちゃんと冷蔵庫で保存すれば、

2週間は問題なく飲めると思います。


逆に、焙煎数時間しか経っておらず熱が残っているような豆も、

味がまだ馴染みきっていないという感じもあります。

もちろんその味とか、蒸らしたときのものすごい膨らみが好きという人もいるかもです。



ちなみに、焙煎した直後から味が落ちるとか、1週間も経てば限界だとか、

そういうことを言っている人は病気です。けっこうたくさんいますが。

1日に大量に消費するカフェなどで働いていて、そのようなことを吹聴されたのかもしれませんが、

確かに商売として提供するのであれば、そのくらいのことを心がけるのは結構ですが、

個人としては別にそんなに気にするものでもないし、数日で消費するのはまず無理です


保存さえしっかりすれば大丈夫です。


  • 正しく焙煎されたものを

焙煎はそのお店の技術が現れます。

そしてこだわりがある店ほど、この豆にはこの焙煎、と細かく決めていて、

客の気持ちはあまり反映されません。だって素人だから。


逆に言うと、焙煎具合を自由に選べる店は、「え、いいの?」ってなります。


店のおすすめの焙煎に任せるのが基本的には一番なはずですが、

昔、珈琲問屋で焙煎してもらったらマジで中が生焼けだったことがあります。
(たまたまハズレを引いてしまったのでありたいですが)

次回、段階をもう一つ上にしてもらったら大丈夫でした。

また、東京の右側に多いやなか珈琲点は、すこし焙煎が強すぎる気もします。

あまり焦がしすぎると、豆の味の違いがわからなくなってしまいます。

  • 自分の好みに合った味を

コーヒーの味は違います。

素人からしたら、

「苦い / 苦くない」 「酸っぱい / 甘い」 「おいしい / おいしくない」

みたいにざっくりしているかもしれませんが、確かに違います。


自分の好みに合った豆を選ぶのが

こうやって選ぶ / 選べるようになったものサードウェーブの影響ですね。


豆の値段を決めるのは、希少さと品質管理です。

高級豆で有名な「ブルーマウンテン」、最近では「パナマゲイシャ」など、

高い豆は主に希少なだけで、絶対的に美味しいかというとまた別です。
(もちろんどちらも美味しいですが!)

高級な豆は当然、その特徴と魅力を活かすために、焦がしすぎない浅煎りで飲まれることが多いですが、

そういった香りが豊かで、浅煎りの豆のコーヒーの味は、一般的なコーヒーの味とは全く違います。


一方で安い豆は美味しくないかというと、そんなこともないです。

単純にはたくさん取れるから安いのであって、

正しく焙煎して正しくドリップすれば十分に美味しいです。
(よく知ったコーヒーの味である、という意味で)

もちろん、適当に焙煎して、さらにそこから時間の経った豆はさらに安いです。



品質管理については、主に不良豆と、焙煎をするのであればその質です。

ちゃんとしたロースターで買うと、豆の大きさは揃っていて、一粒一粒がきれいです。

スタバの安い豆では、豆の破片が袋の底に溜まっています。


2. 挽き

  • 豆は淹れる直前に挽く

これもどこにでも書いてることですが、圧倒的に正しいです。

豆を買うときに挽いてもらうのはマジで豆に失礼です。

だったら缶コーヒー飲みましょう。ドリップパックで済ませましょう。


時間が経つとどうなるか。

基本的に豆のままで長期間放置したのと同じことです。


1. 蒸らしで膨らまなくなります。

このさっきから連呼している蒸らしでの「膨らみ」、

膨らむから嬉しいとかではなくて、ドリップの出来に関わってくるので

それを失うのは大きいです。

挽いてから15分もするとガスが抜けてきて、膨らみが弱くなってきます。


2. 香りが飛ぶらしい。

これは10分そこらではそんなに変わらない気もしますが、


  • コーヒーミルという課題

家庭用コーヒーミルには絶対的な正解がありました

Kalita ナイスカットミル (シルバー)

Kalita ナイスカットミル (シルバー)



しかしこのナイスカットミル、すでに生産終了とのことです。

この秋から冬に再販との噂もありますが、真相は謎です。


これ以上高いコーヒーミル(グラインダー)は主に業務用で、

  • 耐久性(1日に大量の豆を挽くまさに店舗用)
  • エスプレッソ用に対応(より細かく挽ける)
  • 精度(粉の均一性)

が特徴です。


ここまでやるのは店を開くときかな…


  • 豆に合った挽き方で

ペーパードリップ用」と一言で言いますが、個人的には、

浅煎りの豆はすこし粗めに

深煎りの豆はすこし細めに

すると良いような気がします。



ちなみに細かすぎると、一湯目が粉の上を滑ってペーパーに逃げていってしまいます。

逆に粗すぎると、お湯が全体に染み渡らず、すぐに落ちていってしまいます。


あくまで適度の範囲内で、ということですね。



3. 結局ドリップが一番大事

ドリップはそれだけで記事が一つ書けそう(おまけにもう疲れてきた)なので、

細かいことは後日の宿題として、論点だけ


1. ドリッパーはどれが良い?

まじでわかりません。が、最近はハリオの円錐形を使っています。

もう少し自分で試して、何か知見が得られれば紹介したいです。


メリタ(1つ穴)は抽出が遅い

カリタ(3つ穴)は抽出が速い

ハリオ / コーノ(円錐)はネルドリップに近い味

なんて言われていますが、ネット上の情報はマジで根拠のない役立たず情報ばかりです。

全部ウソだと思ったほうが良いです。

味の違いも素人感想で、違いがあるにしてもドリップの仕方で変えられるものばかりです。



ただひとつ、カリタとハリオの違いですが、

穴の小さいカリタに比べて、ハリオは確実に目詰まりが起こりにくいです。

カリタは蒸らしや本抽出でミスって豆がお湯で浸ってしまい、

目詰まりを起こして抽出速度が露骨に落ちる、ということがハリオより起こりやすいです。
(もちろん個人的に、かも知れませんが)

もちろんハリオでもミスると目詰りしますし、カリタもちゃんとやればちゃんとできます。



まあ、困ったら見た目が美しいケメックスにしましょう。



ちなみに、渋谷の茶亭羽當では陶器のカリタ、堀口珈琲ではコーノ

ブルーボトルを始め、最近のお店の主流はハリオのようです。

ハリオはもしかしたら習得が楽なのかもしれません。

最近渋谷のFILBERT STEPSの跡地にできたRoasted coffee laboratoryでは、

ステンレスフィルターのケメックスでドリップしています。
(個人的にはケメックスは、ペーパーフィルターのほうが油分が出なくて好きです)
(油分まで楽しみたければプレスが良いと思います)



2. 注意点

ドリップで大事なのは

  • 湯温
  • 速度
  • 抽出量


これだけ。

大事なのはうまく淹れるとかじゃなくて、下手なことをして

余計な不味さを出さないこと。


温度は高すぎると酸っぱさばかり出るので、沸騰させてから冷ますのがとても大事。

でも温度が低すぎると蒸らしで膨らまないので、特に焙煎後時間の経った豆は、

蒸らしだけでも熱いお湯をぶち込んで膨らますという手もあり。



蒸らしでの膨らましはもちろん大事だけれども、前の記事で書いたとおり、

浅煎りだと膨らまないのでささっとかき混ぜると良さそう。



ちなみに、「膨らみません」とか「酸っぱいです」は、ネット上の嘘つきを集めるワードらしく、

嘘情報が飛び交いやすいので注意。



蒸らしで膨らまないのは、1) 焙煎から時間が経っているか、2) 焙煎が浅いのでそもそも膨らまない のどちらか。

膨らまないというだけで、その豆は鮮度が低いからもうだめだ捨ててください、なんて言う人がいるけれども、

たとえ膨らまなくなってもまだ風味は残っているから十分美味しく飲めるし、

香りが高い高級な豆ほど、浅煎りで焙煎されているので膨らまないことが多い。


コーヒーが酸っぱいのは主に、1) 湯温が高すぎるか、2) お湯に浸しすぎか、3) 抽出が濃すぎるか、4) そういう味だから、のどれか。

酸っぱいというだけで、「それは酸化です。豆は焙煎から時間が経つと云々」という人もいるけれども、

往々にして雑味をたくさん出す抽出をしている場合が多いと思います。


湯温が高すぎるとマジで酸っぱさが強調された味になって飲むのがつらいです。

目詰まりとか、膨らまなかったせいでお湯に浸しすぎると、酸っぱさと同様にエグさも出てこれもダメ。

最後に抽出が濃い、つまり豆の量に対してトータルの抽出量が少なすぎる場合、

特に浅煎りのものほど酸味が強調されてしまいます。

そのような場合、お湯で薄めるだけで適切な味になるはず。

深煎りの場合、抽出が濃くてもただ苦いだけなので、「コーヒーはこんなもん」と思って気にならないこともあります。


最近流行りのイルガチェフェのような、モカというタイプの豆は、香りと酸味が特徴です。

だから、上のような方法で不味さとしての酸味を抑えてドリップしても酸っぱさが出ます。

ただし(僕はまだイルガチェフェくらいしかちゃんと飲んだこと無いのであまり偉そうなことは言えませんが)、

モカの酸っぱさは甘さを伴う果物のような酸っぱさなので、不味さには直結しません。


飲んでいて辛い酸っぱさは、ドリップの失敗か、焙煎が下手で生焼けかのどちらかです。




最後に抽出の速度は、それこそ大体の本やネットに書いてある方法で大丈夫。

蒸らしの後に二湯目、三湯目、と分けて淹れるのは主にカリタやメリタ式。

ハリオは一定の速度で入れれば問題ないように思います。
(カリタでも一定速度で注ぎ続ければ良いと思っています)


通常の豆の場合の目安としては、

  • 一湯目は粉をかき混ぜないように細く。一滴目が落ちはじめて引き続き全体にお湯が行き渡ったら止める。
  • 蒸らしは20秒~30秒。豆が大きく膨らんで、しぼみ始めるまで。
  • 短すぎるとガスが出すぎて安定しない。長すぎると豆がヘタって目詰りしやすくなる。
  • あとは、膨らみを保ったままになるような一定のスピードで注ぎ続ける。
  • 量が多すぎると膨らみのドームからお湯が滲み出て、ペーパーをひたして、目詰りしてしまう。

まあこんな感じ。

個人的には、目標の抽出量の9割を見込んで止めて、

最後は味見をしつつお湯で最適の濃さにするのが一番味が安定します。

本当はちゃんとサーバーとかビーカーとかキッチンスケールで抽出量を計測するのが正しいけれども。



4. 味の違いを理解すること(おまけ)

さて、色々書きましたが、結局これらのことを理解するには、

「何が美味しいコーヒーなのか」

「成功したらどんな味になるのか」

「失敗するとどういう味なのか」

をちゃんと知っておく必要があります。


コーヒーの場合、それを正しく知るのが本当に難しいです。

理由は、サードウェーブによりたくさん増えてきたカフェやロースターに対して、

味を正しく理解できる人が少ないからだと思います。



サードウェーブ以前ももちろん、モカ、マンデリン、エチオピア等の種類がありましたが、

だいたい似たような深煎りで、だいたい似たような味です。

だから、似たような味に対して、「これはうまい」「これはいまいち」と判断するだけで簡単でした。



しかし今では、どの国のどの品種で、どの農園で、誰が収穫しているか、まで区別して

コーヒーを売っている店が多くなってきました。

味についても、「苦み / 酸味 / 香り / 風味」の四角形のレーダーチャートなんてざっくりしたものではなく、

7つの項目について、さながらワインのソムリエのような専門用語で細かく評価してあります。
(Acidity, Mouthfeel, Sweetness, Aftertaste, CleanCup, Flavor, Balance)

ロースターやバリスタは、豆の持つ特徴を焙煎で正しくコントロールして、

味の違いがわかるような抽出をします。


だから街には、上のような本格的な店から、「黒くて苦い液体なら大体OK」という店まであって様々です。

たくさん種類がありすぎてわけがわからん、となると、それこそワインと同じように、

やたらと通ぶって正しいのかわからないような知識をひけらかす人が出てきます。



そういう情報に騙されずに、

「何が美味しいコーヒーなのか」

「成功したらどんな味になるのか」

「失敗するとどういう味なのか」

をちゃんと知るには、やっぱり良い店で良いコーヒーを飲んで、

自分でちゃんとドリップして、試行錯誤するのが良いように思います。

ってかそれしか無いですよね。




本当は自分でカッピング(上記した7項目を自分で採点すること)までできると最強なのですが、

そうなると店が出せてしまうので、脱サラしてからにします。


当面は、たくさんある豆の種類をちゃんと区別できるようになることが目標です。



豆はどこで買うのが良いの?

こちらが知りたいくらいです。



今のところ、ここが一番信頼できます。

地域密着タイプのマイクロロースターとは思えないレベルの高さ。

豆の種類は少ないですが、その分選びやすいってものです。

普段はここのハウスブレンド。



堀口珈琲は、日本のスペシャルティコーヒー文化を作ったと言っても過言ではないので、

今でも本とかネット記事で勉強しています。

小田急線でアクセスが若干悪いのが難点。




その他良いロースターをご存知でしたらお知らせください。

コーヒーに詳しい方、友だちになりましょう。

よろしくお願いします。


感想

ちょっと書くつもりがまた長くなってしまった。

以上です。

カメラレンズってさ

写真

レンズシステムという考え方

「レンズシステム」という概念を説明したくて、[ レンズシステム とは ]でGoogle検索してみたら、

各々が夢見る、ないしは努力の末に獲得したおのれのレンズシステムをほげほげと書き連ねているだけで、

それが何なのかという疑問に対する根本的な解決にはならなかった。



システムというのは幾つかのものが集まって体系立っているその様子であって、

たとえばソーラーシステムだったら太陽とそれを取り巻く惑星たち。

たとえばカメラだったら自分の持っているボディ本体とそれを取り巻くレンズたち。
ということになる。


じゃあそのレンズたちをどう体系立てるか、というのがおのれたちの趣味と思想の問題であって、

「とりあえずこれらを揃えておけば自分のやりたいことができる(=撮りたい写真が撮れる)」を満たすレンズたちのことが

その人のレンズシステムってことになるんだと思う。


レンズシステム一例

望遠から広角をすべて押さえたい!というのが、カメラを始めた人の当面の目標になるのじゃないかと思う。

ちなみに、レンズの画角には大きく分けて3種類あって

  • 広角

003
AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED:28mm


  • 標準

007
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G


  • 望遠

058
AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G


DSC_0258.jpg
AI AF VR Zoom-Nikkor 80-400mm f/4.5-5.6D ED:400mm


となる。

加えて、広角のさらにすごいものを「超広角」、望遠のさらにすごいものを「超望遠」と呼んだりする。
ちなみに「超標準」は無い。


35mmフルサイズカメラの焦点距離にすると、諸説ありますが

  • 広角(~35mmくらい。単焦点で言うと35mmまで)
  • 標準(35~60mmくらい。単焦点で言うと50mm, 60mm)
  • 望遠(60mmくらい~。単焦点で言うと85mmから)

という感じ。



さてレンズシステムの一例だけど、この3つの画角を押さえたいとなると

  1. 全域を押さえるズームレンズ1本
  2. 各画角で単焦点1本ずつ
  3. 各画角でズームレンズ一本ずつ

みたいな解がある。

具体的に製品を出すと

1. 全域を押さえるズームレンズ

※35mm版換算24-120mm


2. 各域単焦点

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G フルサイズ対応

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G フルサイズ対応


3. 各域ズーム


まあこんな感じ

どうやってレンズを選ぶか?

レンズを選ぶ基準になる性能は、焦点距離(画角)に加えて

  • 開放絞り値(スピード、F値
  • メカ的機構(手ブレ防止機構、AF速度、堅牢性)
  • 結像性能(MTF、ボケ味)
  • ズームレンズであればズーム倍率(どれくらい広い範囲の焦点距離をカバーするか)

などがある。

絞り値については当然、明るいほうがツヨイ。
機能もたくさん乗っていた方がうれしい。

※ 結像性能については後述する



ただし、もちろん、これらの性能が良ければよいほど、サイズが大きくて、重くて、値段が高い。

同じ物理法則の星の下なので、各種レンズメーカーによる差というのは比較的少ない。


どういうことかいうと、性能を高めるために犠牲にされる大きさ、重さ、値段に直結するのは主に、

中に入っているレンズの枚数と種類であって、どの程度のグレードのガラスでできたレンズを何枚使うと、

どのくらいの性能になるかっていうのは、経験的に限界が大体決まっている。



というわけで、ほぼ同じカタログスペックであっても値段が明らかに違うという場合は、

性能について何かしらの差があるということ。

例:28mm単焦点

ニコン f/1.8, 9群11枚(非球面レンズ2枚)
AFあり。全長80.5mm, 重量330g, 定価10万円


Carl Zeiss f/1.4, 13群16枚(非球面レンズ2枚)
AFなし。全長127mm, 重量1320g, 定価60万円


とまあこんな感じ。28/1.8と28/1.4の比較で若干公平ではないけれども
(とはいえニッコール24/1.4は30万円)

この場合は、結像性能を上げるために4倍以上重くして大きくして、値段を高くしているということ。




というわけで、レンズを選ぶときには、カバーしている焦点距離はもちろん、

その他の性能から決まる値段の事も意識して選ぶ必要がある。


いやもっというと、「写れば良い」のか「いい写真を撮りたい」のか、はっきりさせておく必要があると思う。

「望遠もあると良いし、広角も撮りたいから、高倍率ズーム買いましょう」となる場合、

それは本当に一眼レフでやるべきことなのか。スマホとか最近流行りの高倍率コンデジじゃだめなのか、みたいな。

当然、一般的な人間が持てるサイズで高倍率ズームを作ろうとすると、明るさか画質は落ちるからね




「純正は高いからサードパーティで」って言うけど、それだけ安くなる理由は何?AFは?画質は?ってか画質の違いわかる?

みたいなね。



もちろん、300億円拾ってすべてのメーカーのすべてのレンズを買ってしまうのが全面的に正しいし正義なんだけど、

そういうわけにはいかないので、買うレンズを取捨選択するときには、

カタログ性能と値段だけでは決めない方が良いんじゃないかなーというのが、

今回の記事を書こうと思った発端だった。




ついでに画質の話。


MTFってなんだ

MTF:Modulation Transfer Function:振幅伝達関数


意味としては、ある細かさの白黒の縞を、何らかの光学系を通して結像させたときに、

その白黒コントラストがどれだけ保存されるか、ということ。値が高いほうがよく保存される。


主にカメラレンズのカタログに載っているMTFは、センサ上で10本/mmと30本/mmになるような縞を結像させたときの値で、

10本/mmは比較的周期が長いので、白と黒のコントラストがどれだけつくか。つまり絵にメリハリやヌケが出るかを表す

30本/mmは周期が短く細かいので、輪郭や細かい線がどれだけくっきり写し込めるか。つまり絵の解像力がどれだけかを表す

というのが通説。


軸上のベストフォーカス位置で、中心から最周辺まで見てるのかね。さすがに各点ベストフォーカスじゃないよね。



で、世の中にはMTFをやたらありがたがるMTFおじさんたちがいらっしゃいますが、

MTFでわかるのは無限遠合焦時での結像性能だけ。


みんな大好きな「ボケ味」とかはわかりません。

製造誤差などで性能がガクッと落ちると、それをMTF低下で判断することはできるけど、

MTFが良いからいいレンズ、というのはおかしくて、いいレンズはMTFも良い、というのが本当のところ。



だから、たまに記事のアドバイス等であるMTFで性能判断、というのは嘘。

MTF図を見ている暇があったら作例を見た方がいい。


ヌケ良くくっきりと写るレンズが良いとも限らんよ?

ベストフォーカスでのMTF性能を高めることを目標としたレンズ設計をしているシグマという会社があって、

もちろんフォーカスが合ったところがカリッと結像するのは本当に気持ち良いのだけど、

確かにそれは結像性能の高いレンズと言えるわけだけれども、

カメラの宗教の人たちは自分を美術家だと思っていて、

それこそボケが芸術だとか、ほげほげのレンズのボケ味は云々だとか言っていたり、

オールドレンズ、とかいって、3枚のトリプレットや4枚のエルノスターで撮った写真が

美しいとか言ってる人たちもいるからねえ



感想

作例を見ましょう。


おわり

まとまりがなくなったので突然の終了です。

ありがとうございました。

今後にご期待下さい

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRを購入したぞコラ

写真

購入したぞコラ

001


タイトルの通り。


理由は主に、結婚式に呼ばれることが多くなったから。

いいレンズが欲しくなったから


  1. 人を撮るのである程度の開放F値と結像性能は欲しい → 開放f/2.0~2.8程度で撮りたい
  2. 単焦点を交換している時間は無い → ズームレンズ
  3. AFが早くあってほしい → 純正ズーム


とか、要望を考えていたら新型の24-70に落ち着いた。

旧型24-70との比較

旧型の24-70も考慮したけど、大きな違いは3つ

  • VR(光学手ブレ防止)の有無
  • 結像性能の向上
  • 重量・フィルター径の増大
  • 値段も高い

VR機構

VRは、ぶっちゃけそれほど気にしていない。

手ブレが怪しくなってくるのは、1/(焦点距離[mm]) [秒] 程度と言われたりする
(次元の歪みを感じる)

つまり70mmで手ブレが怪しくなってくるのは1/70s 以下。区切りのいい数字としては1/50s だと厳しくなってくるということ。

ただ、それくらいになると被写体ブレの方も出てくるので、だったら1/100とかで撮るし。という気持ち。


もちろんあるに越したことはない

結像性能

これが決め手。結像性能についてのニコンの意気込みはこのインタビューが詳しい
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/interview/725581.html

VR化以外の面では、ズーム全域での像面湾曲の減少と周辺画質向上です。前モデルよりも周辺画質が向上していることが取り上げられがちですが、中間画角でもより高画素にマッチした、よりフラットな像面となっています。

まあ、そういうことだ。

この記事は内容が非常にマニアックなので、そもそもカメラに"""詳しい"""人向けではある。

普通の記事だったら、頭から凹先行の構成の議論なんてしない。


特に広角端での周辺画質向上が目覚ましいことが、公式サイトよりわかる
http://www.nikon-image.com/products/lens/nikkor/af-s_nikkor_24-70mm_f28e_ed_vr/features01.html



重量と値段の増加はしかたない

フィルター径

前モデルがφ77だったのに対して、φ87。

φ77はすでに持っている18-35mm f/3.5-4.5G EDとも同じ。

たしかにデカイ。



写真による紹介

細かいことは実際に使ってから気が向いたら書くので、開封の写真だけを上げてこのポストは終わり。

撮影は18-35mm f/3.5-4.5G ED


002
レンズケースとビニール袋に入って登場。


003
レンズケースを使う機会は来るのだろうか。いや、来ない


004
ケースの中でもビニール袋である


006
全体図


前ボケと後ろボケ

009


008


口径が大きくなったものの、やはり開放ではラグビーボール型のボケが見られる。

あと若干、後ろボケに縁取りが見られるか





取り急ぎ失礼致します。

浅煎りコーヒーを淹れたい

装備

Kalita ナイスカットミル (シルバー)

Kalita ナイスカットミル (シルバー)

良いやつを買いました。



カリタ 101D ドリッパー 1-2人用

カリタ 101D ドリッパー 1-2人用

Kalita コーヒーフィルター 101ロシ ブラウン 1?2人用 40枚入り 「10パックセット」

Kalita コーヒーフィルター 101ロシ ブラウン 1?2人用 40枚入り 「10パックセット」

マグカップ1杯ならコーヒーカップ2杯分。
豆もコーヒースプーン2杯でOK



Kalita 細口ポット 0.7L

Kalita 細口ポット 0.7L

ドリップ用のならそんなにこだわりません。

注意点

いわゆる「サードウェーブ」系のコーヒー豆は浅煎りで、
昔ながらの深煎りのコーヒーと同じようドリップで淹れると
酸っぱくなりすぎてしまう、ということがあります。


こういうところを注意すると良いです。

【衝撃】これまでの淹れ方は間違っていた!? ブルーボトルコーヒーを自宅で美味しく淹れる方法
http://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/2101


気持ちとしては

1. 挽き方はやや粗めの中挽き。ナイスカットミルでは目盛り4
2. 蒸らしは8割くらいにお湯が行き渡る程度。ゆっくり丁寧に
3. 蒸らしの際に良くかき混ぜる(上のブログ参照)
  とりあえずお湯を入れて蒸らす
  膨らみが収まってきたらがーっとかき混ぜてお湯を入れつつもうひと混ぜ
4. さらに膨らみが引いて窪みができてきたら、一定のペースで2回くらいに分けてお湯を注ぐ




スタバとか、堀口珈琲とか、やなか珈琲店といった深煎りの豆に比べて、
お湯に漬けている時間を短くすることが大事な気がしています。


044

写真は以前のものです。

最後に


店ではアイスコーヒーを飲みました

https://www.instagram.com/p/BFqfkPMTOGz/
青瓶珈琲

写真の現像の日常

写真

久しぶりのブログなので現像の話をします。

写真を撮りました

004

先日のBBQの時の写真です。

Exifと撮って出しの写真

現像プリセットはカメラ登録の「Portrait」です。

レンズはいわゆる入門単焦点NIKKOR 50mm f/1.8G

f:id:magihara:20160516203740p:plain


普段のスタンスは

BEFORE

001


今回、奥に深い写真を撮るためにとっさに絞りをf/9まで絞ったので暗めになってしまった。

これをいい感じの写真にしたいです。

現像します

とりあえず

を神調整した秘伝のプリセットがあるのでそれを当てます


f:id:magihara:20160516203742p:plain

プリセット適用後

002


考えているのは

  • コントラストに頼らずにバランスよく彩度を上げる
  • 色をいい感じにする

くらいで、カメラキャリブレーション(右下)の項目で彩度と色バランス、
トーンカーブで影を青っぽくして雰囲気を出すといった感じです。


コントラスト」や「彩度」項目だけで彩度を上げようとすると全体がビビッドになってうるさくなります。

一番下の「カメラキャリブレーション」でバランスよく上げるのが良いんじゃないかと思っています。




あとは露光をちょいちょいいじって大枠は完成。

よっぽど極限の状態でないかぎり、階調ごとのゲイン調整はしないほうが良いと思います。不自然になるので。

逆にCGみたいに不自然な感じにしたければそこをいじりのもアリ


露光調整後

003

主に露光をがっと上げて、コントラストで引き締めるといった気持ち




彩度微調整後

004

  • 彩度:+5
  • 自然な彩度:+15


あまり変わってませんね。好みの問題です。
女の子がいる時は顔の血色が良くなるようにいじることが多いです。





応用例

ちょっと大げさに彩度をいじります。やりすぎるとやりすぎな写真になるので注意します。


BEFORE


005


Exif情報


f:id:magihara:20160516214137p:plain




これはテントの中で撮ったので、外の日なたと中の日陰の明るさの差に注意しないといけません。

気を抜くとすぐに白飛び・黒つぶれになってしまいます。



自分は現像で補正をすることを前提に、できるだけ暗めに撮ることを心がけています。

なぜなら

  • 白飛びは目立つ上に結構起こりやすく、当然情報は絶対に復元しない
  • 黒つぶれは比較的「影」ということでごまかせるし、真っ暗に見えても意外と情報は残っている

という理由からです。



白飛びで情報が飛ぶよりは、多少ノイジーな仕上がりになっても暗めにとっておこうという気持ちです。




また絞りについて、NIKKOR 50mm f/1.8のような標準レンズに用いられるいわゆる変形ダブルガウス(後群に+1枚、非球面1枚)というレンズタイプは、開放ほどフレアに弱く、特に逆光が強いようなシーンでは全体がぼんやり明るくなったり、点の結像がぼやけたりします。


なので、おなじNIKKORの85mm f/1.8Gでは絞りがf/2.2くらいで撮るのに対して、今回の50mmではf/2.5まで絞りました。


現像します

露光+彩度補正(プリセットなし)

006




今回は先にプリセット(トーンカーブ+カメラキャリブレーション)を当てずに、露光と彩度だけでいじってみます。

f:id:magihara:20160516214129p:plain




まず、がーっと露光を上げて、潰れたコントラストを少しいじって、彩度を調整するという感じです。

プリセットを当てる前なので、比較的さっぱりした現像に仕上げます。

あと、人を撮るときは「明瞭度」を下げるとそれっぽくなります。


チャラめの仕上げ

007


せっかくなのでチャラい現像にしようと思ったのでおもいっきり彩度を上げます。

赤を上げ過ぎると肌の色が不自然になるので主に緑の彩度を伸ばします。

背景に青が多いので少し青の彩度も伸ばしました。

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トーンカーブは前の写真と同じです。




以上です。

感想


人を撮るのはうまくなってきたけど風景はいまだに撮れないのでうまくなりたいです

AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED

届きました

広角ポートレイト等用にAFレンズを買いました。



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ありがとう佐川急便





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開封です




f:id:magihara:20150530014402j:plain

登場






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袋とレンズ本体と、保証書説明書。

この梱包を開放するときのワクワク感は異常







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説明書と、レンズ本体と、フード







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プロテクターはつける派です。






f:id:magihara:20150530015415j:plain

フードをつけるとこんな感じ。





f:id:magihara:20150530020127j:plain

これまで使っていた、Ai Nikkor 35mm f/1.4S

新しく買った35mmよりも若干、コントラストが強いです。

余計な足が写り込んでいる

感想

  • モノを取るならフラッシュがほしい
  • 今後ともたくさん写真を撮りたいと思います。
  • 次の広角はAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G かなあ




Nikon スピードライト SB-700

Nikon スピードライト SB-700