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フィルム写真をデジタル化したい

フィルムデジタイズ

日々生きているとやはり、ネガフィルムの写真をデジタル化したいことが多いです。


皆様ご存知かと思いますが、フィルムデジタイズとは、

フィルムカメラで撮った写真をデジタルデータにすることです。


photo.yodobashi.com
フォトヨドバシさんでも紹介されている通り、

世間にはフィルムデジタイズの潮流がやってきているのです。

乗るしかない。このビッグウェーブに!

必要なもの

現像済みネガフィルム

フィルムがないと始まりません。

写ルンですでも、フィルム一眼でも、レンジファインダーでも良いので用意しましょう。


なおここではカラーネガしか扱っていません。

黒白ネガ、カラーリバーサルはそのうち扱うかもしれません。


フィルムと現像については最後に補足します。


マクロレンズ

www.nikon-image.com
マクロレンズは、等倍以上の撮影ができるレンズのこと。

被写体に近づけば近づくほど大きく撮影ができるので、

言い換えればめちゃくちゃ寄れるレンズのことです。


ちなみにニコンマクロレンズはマイクロニッコールと呼びます。
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スライドコピーアダプター

もともとポジフィルムの複製用ですが、レンズの先端につけてフィルムを挟むためのパーツです。

レンズのフィルター径に合わせて、コンバージョンリングを使いましょう。


例えば、AiAFマイクロニッコール60mm f/2.8Dは、フィルターサイズがΦ62なのに対して、スライドコピーアダプターES-1はΦ52なので、BR-5という変換リングが必要なのです。

レンズによって変わりますが、フィルター径をΦ52に合わせればOKです。



自分の場合、ネガが傷つくのが心配なので、気休め程度ですが厚紙を両面テープで貼って保護しています。

気持ちの問題です。

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挟むとこんな感じ。
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DIYで余った紙が有効活用されています。

手順

光源

白色光源を用意しても良いですが、自分の現像環境だと光源のシアン(青)が弱く、

反転したときに色温度が低すぎて(青っぽく)調整できなくなってしまうので、

PCのディスプレイに青色画像を表示させて、それをバックに撮影しています。

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Illustratorで適当に用意しました。

電球とかよりは、PCのディスプレイが平坦性と均質性があって良いと思います。

フィルムの撮影

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ES-1にフィルムを挟み、中心を揃えてピントを合わせます。

これはAFよりも、ライブビューを拡大表示で見ながらMFでやったほうが確実です。

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ここでピントが外れると質がガタ落ちするので、正確に合わせましょう。

あと作業性のためにも、三脚は必須だと思います。


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奥から順に、

  • ディスプレイ(C=57%)
  • 保護厚紙
  • ネガフィルム
  • スライドコピーアダプター ES-1
  • 変換リングBR-5
  • AiAFマイクロニッコール60/2.8D
  • ニコンD610

です。


撮影条件は

です。当然RAWで撮りましょう

本当はF8くらいまで絞ったほうがレンズ性能は一番いいのかもしれません。

デジタルデータ処理

RAWデータの処理をします。

撮影したままだと当然、色が反転しています。

なのでRGBチャンネルのトーンカーブを反転させて、通常の色に戻します。

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露出と色温度を軽くいじります。

青光源を使ってもまだ青いので少し色温度を上げました。
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まだコントラストが弱く、ねむい画像になっています。

これは、写真として一番明るくor暗くあるべき部分の明るさが、

デジタル画像として撮影した際の一番明るいところor暗いところの明るさと合っていないためです。


右上のヒストグラムトーンカーブ背景で分かる通り、暗い部分(ヒストグラムの左側)と明るい部分が一部空白になっています。

明るさのレンジを十分に使い切れていないということです。

これをまずは適当に引き伸ばしてあげます。


Lightroomの「黒レベル」「白レベル」を使っても良いのですが、

トーンカーブをいじるのが手っ取り早いです。

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コントラストが上がってそれっぽくなりました。


あとは各自好きなように、適当にパラメータ調整して終わりです。

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特にこだわりがなければ、ホワイトバランスと露出・コントラストとトーンカーブの調整のみでほぼ終わります。


BEFORE
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AFTER
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さらにこだわりたい人はここをスタートに調整するのが良さそうです。


補足

雑記です。あまり読む価値はないです。

フィルム現像について

カラーネガフィルムの現像は、DPE店に任せるのが普通です。
(Development, Printing, Enlargement:現像・焼付・引き伸ばし)


黒白フィルムは、フィルムによって現像プロセスを調節する余地があるのですが、

カラーフィルムはほぼ現像プロセスを固定するのが前提になっていて、
コダックC-41(≒富士フイルムCN-16)プロセス

機械で自動化してしまうのが早く・ブレがなく・コスパが良いです。


なので、なんでも自分でやりたい物好きな人を除いて、カラーネガの自家現像のメリットはほぼありません。
※現像の薬品も、大量購入すると店よりもコスパは良いですが、元を取るには100本以上の現像が必要です。


DPE店の選び方のポイントとしては、

  • 現像機 / ミニラボを置いている店
  • インデックスプリントをしてくれる店
  • (できれば)比較的安い店

が良いです。


カメラのキタムラ、ビックカメラやヨドバシにおける大半の店舗のように、その場に現像機を備えていない店舗だと、そこでは受付だけを行って現像自体は別の現像センターにフィルムを送って対応する必要があり、仕上がりも遅くなりコストも掛かります。


「フジカラー」の看板があるような、現像機を備えたDPE店が近くにあれば、比較的早く安く現像してもらえるかもしれません。

fujifilm.jp


また、ネガを保存する際に、「これはどのネガだったかな~」といちいち透かして見るのはつらいので、

インデックスプリントをしてくれる店で現像することが望ましいです。

小さいですが自動で露光・色補正した写真が載っているので、色バランスなどの参考にもなります。

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秋葉原ヨドバシで一回頼んだときにインデックスがついてなくてそれ以後使っていません。

ネガフィルムについて

普段は業務用フジカラーの400か100を使っています。

最近知ったのですが、中身はフジカラー100 / SUPERIA X-TRA(ISO400)と同じで、パッケージのみの違いっぽいです。

フィルムのパーフォレーション部分の記載が同じなので。


今はコダックのULTRA MAXを入れていて、そのうち現像に出します。


生産終了になりましたが、残っているうちにフジの黒白フィルムも…


感想

写真がうまくなりたい